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無駄な抵抗かもしれないけど

 投稿者:Keen  投稿日:2009年 1月21日(水)17時46分29秒
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  前回の続きで、タイムスリップがらみの話です。

現在私がはまっている、CSのミステリチャンネルで放送中の英国BBCドラマ「時空刑事1973 LIFE ON MARS」(以下LOM)は、あと2回を残すのみというクライマックスまで来ていますが、まだどういうオチがつくのか全然わからなくてドキドキしっぱなしです♪2月には一挙放送もありますので、CSを見られる環境にある方は、1カ月だけミステリチャンネルを契約してみてはいかがでしょうか?

さて、LOMの主人公サム・タイラー刑事はディスコと違って、自分の意志で時空を移動できるわけではありません。なぜ過去に来てしまったのか、どうすれば戻れるのかもわからない中で、それでもそこでの日々の暮らしがあって、眼前で起こる事件を捜査・解決しながら、どうにかして現代に戻ろうとあがいている状況にあります。また意地の悪いことに、テレビやラジオ・電話等を通して、時折現代からの一方通行の音声が届くのですが、もちろんサムにしか聞こえず、サムの声を現代に伝えることはありません。それは、現代ではどうやら病院で昏睡状態にあるらしい自分のベッドサイドでなされる会話のようで、懐かしい母や恋人からの語りかけだったり、医師や看護師の話す医療情報だったりします。そしてその時聞こえた内容とその時起こる事件との間には、必ず深い関わりがあって……ムニャムニャ(※以下ネタバレにつき伏せます)

つまり、サムは過去に起こった事件に関わることで、現代における自分と周囲の状況に干渉することになるのです。実は1973年というのは、当時4才だったサムにとって重大なことが起こった年であり、今の自分より若い両親と対面したサムは、そこに手を加えて歴史を変えようと試みます。自分が過去に飛ばされたのはこのためではないのか、それが成就すれば現代へ戻れるのではないかとも考えますが、その試みは成功したとも言えるし、歴史的必然としてあらかじめ組み込まれていたとも言えて……ムニャムニャ(※以下ネタバレにつき同文)

ここで大きな役割を果たしているのは、積極的に歴史に関わって行こうとするサムの意志です。もっとも、サムのキャラ設定はかなりナイーブで、不定期に訪れる現代からのメッセージを聞いてはメソメソ泣くの繰り返しだったりします。決して「鋼鉄の意志」を持ったヒーローではありませんが、有効かどうかはわからなくても、とにかく今自分にできることを全力で成し遂げるしかないんだ、という信念でサムは動きます。
そして何より、歴史云々はさておき、今眼前に起こっている事件の解決と、傷ついている人達の保護を最優先しているんですね。'73年当時の警察ですから、当然人権への配慮なんか皆無で、差別・セクハラ他やりたい放題な中で、サムは現代的な手法で被害者も容疑者も保護しつつ、偏見を排して真犯人を追います。それが結果として歴史に干渉することになり……ムニャムニャ(※以下同文)

ついでに、LOMの続編「キケンな女刑事 バック・トゥ・80's」(※原題「Ashes to Ashes」)にも言及しておくと、こちらの主人公アレックス・ドレイクはたくましいことこの上なし!です。サムと同じような状況下でも開き直って行動あるのみ、孤立するどころか周囲を使い回して上司とも張り合います(※この「上司」と「周囲」はLOMの9年後という設定になっていて、出演者も共通)。独身のサムと違って現代に娘を残してきている(※シングルマザーなのか?夫は出て来ない)アレックスなので、やはり母は強し、ということでしょうか。
アレックスが飛ばされた'81年も、実は彼女の両親が謎の爆死を遂げるという事件が起こった年であるため、アレックスはそれを阻止すべく奔走し……ムニャムニャ(※以下同文)


サムもアレックスも運命だと諦めて流されたりはしません。

「この世の出来事は全部運命と意志の相互作用で生まれるんだって、知ってる?」

ディスコ・ウェンズデイとの共通点を見つけました。


鈴木信也『バリハケン』(集英社ジャンプ・コミックス)に関する話は、また次回に。(続く)
 
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