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続けるか、打ち切るか

 投稿者:海原健叡  投稿日:2015年 1月20日(火)22時10分31秒
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     さっそくのお返事、感謝いたします。同時に、このまま「議論」を続けていいものかと、私の方が疑問に思い始めています。

》「議論」というのは「議論が可能となる共通認識」を前提としますから、その「共通認識」が確認できないならば、それ以上は「議論」にならないし、「共通認識」が確認できれば、その部分に関して「議論」を続行することは可能だ、ということなのでございます。私が海原さまに「具体的な現実に即して」というのも、そこにしか「共通認識」は見出せないと考えるからで、「信念」は「議論の対象ではない」と考えるからでございます。

これはまったくその通りです。しかし、

》したがって『アレクセイ様が望まれている「私がヘイトスピーチ問題にこだわる理由」の説明もそこで行うつもりです。同時に、そういった個人的動機を語ることを私が忌避する理由も。』ということであれば、海原さまの次の「具体的なご説明」に期待いたしますし、それを読んでみて、それがやはりこれまでのような「空理空論」の類いであれば、これはもう「議論」の成立しない相手なのだと判断して、対話を打ち切るしかないと存じます。

アレクセイ様が想定されている「具体的事実」というのは、どうやら私がヘイトスピーチにこだわる理由ということらしく、これがまるで理解できない。なぜ私の「個人的動機」が問題になるのでしょうか? ヘイトスピーチ規制を必要とする根拠となる「具体的事実」が重要だ、というのはよくわかりますが。しかしこれだって既にかなり報道されていますからね。むしろ、この期に及んでまだ規制反対論、慎重論を唱える人達の方こそ自らの主張を基礎づける「具体的事実」を述べるべきだと思うのですが。
ちなみに私が個人的にヘイトスピーチにこだわる大きな理由は、わたしのとても大切な人がいわゆるマイノリティーであり差別をときに受ける立場の人なので、その人に強く共感している私は属性に基づく侮蔑表現を心底許せないからです。それなりに動機として説得力があるんじゃないだろうか、と自分では思いますが、しかしここに何の「共通認識」が生まれるのか、全く想像もつかないのですが。それとも、「そんな下らない動機」では共通認識を見出だすに値しない、とおっしゃるのでしょうか。

それと、前回までの説明を「空理空論」だとアレクセイ様はおっしゃるわけですが、それこそ私とは「信念」が違うということになってしまいます。あそこに書いたことは近代法治国家を基礎づける基本中の基本の理論であり、(近代)法学の大前提でもある。それを切って捨てるということは、アレクセイ様は自分は近代的国家権力を認めないアナーキストである、と宣言しているのに等しいわけですが、そうなると心情的にはアナーキストであっても現実的には国家権力を前提とした中道保守に近い私とはそもそも前提が違いすぎる。そうなると、議論は打ち切る他ない。
私は法学を専攻していましたので、法学はものを考える際の大きな支柱にしております。もちろん法学絶対主義ではありませが。ですから法学的思考を参照しながらものを考え書くのは、私にとって個人的な実感に基づくリアルな行為なのですが、その大前提たる法学そのものを認めない、ということであれば仕方ありません。

あるいはアレクセイ様としては、法学を認めないわけではない、とおっしゃるのかもしれません。しかし、失礼な言い方になりますが、もしそうおっしゃるなら単に法学に無知であるためご自身の言葉が近代法治国家や法学の否定であるということに気付いていないだけです。実際、だいぶ前に犯罪被害者の権利についてこちらで議論されていた際にも、刑法や刑罰についての基本的な理解を欠いた発言をされていましたしね。
本当ならば予定していた「反論」の中でこうしたことも詳しく語るつもりでした。しかしどうやら私の専門分野であり思考の大きな柱である法学をアレクセイ様はそもそもお認めにならないのか、あるいは法学についてのご自身の理解の欠如を省みるおつもりがないのか、どちらかだということらしい、と感じております。であれば、流石に私も「議論のために」長々と反論文を書く気にはなれない。

以上より、

1、共通認識を見出だせる「具体的事実」がなぜ動機なのか。私の書いた動機に、何か意味はあるのか
2、ヘイトスピーチ規制反対派こそ、自身の主張の根拠となる具体的事実を提示すべきではないのか。既に規制を正当化しうる事実が報道もされているのに、「国家権力の危険性」などと抽象論で誤魔化しているのはそちらではないのか
3、近代法治国家や近代法学をそもそも認めないのか、つまりはアナーキストだと宣言されるのか。あるいは、法学についてのご自身の理解の欠如を省みるおつもりが無いのか。

の三点につきまして、納得いくご回答を頂きたいと存じます。ご返答によっては、勝手ながら私の方で議論を打ち切る場合があることをご了承くださいませ。もちろん今回の書き込みを読んでアレクセイ様の方で議論を打ち切って頂いても全く構わないということは繰り返しておきます。「議論」が決裂した暁には、お互い自分の場所でそれぞれに「独白」を致しましょう。
ちなみに私の方では、「なぜオールドタイプの左翼は衰退したのか」  「なぜ『法学評論家』がいないのか」という2つの大きなテーマで書きたいと思っています。もちろん議論が継続するのであれば、これらはアレクセイ様への反論の中で語られることになります。

  では本日はこれで失礼いたします。出来れば議論が継続することを願っています。

http://igo-omishiriokio.at.webry.info/

 
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